Let's hold hands!!

障がい児ママの日常を綴る日記です

成長を振り返る~4年4カ月~②

グレーゾーンと療育の狭間でフラフラしながらも、幼稚園入園を控えた息子に加配をつけてもらう為、療育手帳を取得しようと児相へ検査に行きました。

ちょっとしたテストと聞き取り、専門家の判断。

 

結果は「中度知的障がい」でした。

 

その瞬間、背負っていたモノが少しずつ無くなっていく感じがして、不思議とホッとした気持ちになりました。

この子の為にやるべき道が1つになった事への安心感というと変だけれど、その日は妙に静かな1日だったのを覚えています。

 

「息子が色々な事が出来ないのは、仕方のない事だったんだ」

 

児相からの帰り道、今までの事を思い出して色々な事を考えました。 

何に対してあんなにイライラしてがむしゃらにやっていたんだろう・・ 

にぎちゃんはにぎちゃんのままで良かったはずなのに・・ 

 

それからは、息子にとって一番良い環境を整えてあげようと思う様になりました。

療育に行く時の気持ちに余裕が出てきたり、長男に対する許容範囲も以前よりだいぶ増えていました。

息子にも少しずつ変化があり、笑顔が少しずつ増えていきました。

幼稚園選びに苦戦する時期もありましたがママ友さん達に協力してもらいながら、何とか幼稚園が決まりました。

 

H30年4月、入園式。

園服を着た長男、何だか急に大人びた様に見えてとても嬉しかったのを思い出します。

入園式が終わり、それぞれのクラスに行った所で、同じクラスの保護者の方々に長男の事を伝えました。

知的障がいがある事、障がいがある事で迷惑をかけてしまう場面があるかもしれないという事、何かあったら何でも言って下さいとお話ししました。

 

初めての幼稚園、先生や沢山のお友達と仲良く楽しく元気に過ごしてほしいという思い、ただそれだけでした。

 

しかし通園してみると、私達には予想もしない出来事が次々と起きました。

行きも帰りも全く笑わなかった息子。もっと早く気付いてあげられていたら・・

 

日を追うごとに幼稚園に対する悔しさと悲しさ、憎悪、復讐心がどんどん膨らんでいき、いつしか頭と心がそんな気持ちでいっぱいになりました。

食べていないのにお腹が減らない、寝ていないのに眠くもならない。

全神経・エネルギーが全てその感情に集中している様な状態でした。

障がい児育児をする中で、幼稚園から理不尽な対応をされたという話は何度も耳にしました。

今でもそういう話を聞く度に怒りに震え、悲しさがこみ上げてきます。

 

「差別」という言葉の意味も知らない小さな子ども達が、大人都合でつくられた「差別」という意識の犠牲になる。

 

これは本当に悲しい事だと思います。

 

そんな中、私を助けてくれたのは同じクラスのママさん達でした。

私と息子の事を一生懸命考えてくれて、私の気持ちを一緒に訴えてくれました。

分かってくれる人がいた。本当に嬉しかった。ただただ嬉しかった。

長男もお友達には本当に恵まれていたと思います。

結果として退園する事になってしまったけれど、今でも心から感謝しています。

 

退園後も様々な出来事があり、その度に悩みました。

でも、息子の相談員さんや療育の先生、友達、先輩、沢山の人達に支えられ、気持ちが少しずつクリアになっていきました。

エネルギーが違う方向を向き始め、今だから思える事・・

悲しみや憎しみに支配される心は本当に重く、しんどいばかりか自分や大切な人をもっと傷つけてしまいました。

 

この経験が私達の心から消える事は一生ありません。そしてこれは私達に限った話ではないという事。

子どもの障がいを周りに伝える事は、難しい事かもしれません。

ですが、見てくれている人や分かってくれる人がきっといると思います。

障がいがある事は、恥ずかしい事でも迷惑でも何でもないと思います。

目の前にいる我が子がただひたすらに愛おしい。

親なんて、きっとそれだけなんだと思うのです。

 

・・③に続く